
私が最後にルー・リードの姿を見たのは「パレルモ・シューティング」で、“ルー・リード”として登場したときです。主人公の妄想の中に登場するので、なんだか幽霊のようでしたが…。ご冥福をお祈りします。
出演作品は以下の通り。
1993年「時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!」
2003年「ソウル・オブ・マン」
2008年「パレルモ・シューティング」
音楽を映画で使ったのは以下の作品のときです。
1991年「夢の涯てまでも」
1993年「時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!」
2000年「ミリオンダラー・ホテル」
2003年「ソウル・オブ・マン」
そう言えば、ヴェンダースとも縁の深い、ポール・オースターの「ブルー・イン・ザ・フェイス」や「ルル・オン・ザ・ブリッジ」にも出演していました。演技力ではなく、その姿があまりに魅力的で、惹かれた映画監督がどうしても使いたくなってしまったのでしょう。
デニス・ホッパー、オットー・ザンダーに続いて、ヴェンダースはまた大切な人をなくしました。